ハッカ(ミント)に含まれる殺菌作用は、花粉症などのアレルギー性鼻炎にも効果が期待できます。また、喘息に対しても効果があることが確認されています。そこでこちらでは、それぞれの症状に合わせた具体的な使用方法をご紹介していきます。

花粉症

鼻づまり

ハッカ油は花粉症に効く
鼻づまりにはお湯にハッカ油を数的垂らして、その湯気を鼻から吸い込むのがおすすめです。鼻がつまっていてまったく吸い込めないという場合でも、鼻に湯気をあてている内にだんだんと症状が緩和されていきます。
外出時など、お湯を用意できない場所では後述のようにタオルやハンカチにハッカスプレーをしたもので鼻の周りをおさえると良いでしょう。

目のかゆみ

つらい目のかゆみには、ハッカ油スプレーを濡らしたタオルやハンカチにふきかけて、それで目の周りを優しくおさえるのが効果的です。天然成分のハッカ油といえども、目の周りは非常にデリケートなため間違っても直接ふきかけるのはやめましょう。
濡れタオルやハンカチにふきかけても刺激が強いと感じる場合は、ハッカ油の濃度を薄めるか、タオルやハンカチに一度ハッカ油スプレーをふきかけた後もう一度水で濡らしてよく絞ってから使用すると良いでしょう。

倦怠感

ハッカ(ミント)に含まれるメントールには覚醒作用もあり、倦怠感や頭がボーっとするような症状にも効果的です。他の症状と同様に、お湯に数的垂らしたり、タオルやハンカチに染み込ませて使用すると良いでしょう。





外出時

外出時はマスクにハッカ油スプレーをふきかけると良いでしょう。市販のスプレーは基本的に濃度が濃いので、内側にふきかけると刺激が強すぎてしまいます。そのため、市販のものを使用する際には外側にふきかけ、内側に使用したい際には濃度が薄めのハッカ油スプレーを手作りしましょう。
また、ハンカチにハッカ油スプレーをふきかけるのも、外出中急に症状が悪化した時に役立ちます。

小さいお子様には

小さなお子様の鼻づまりには、ハッカ油やハッカ油を染み込ませたものを直接嗅がせるのではなく、ハッカ油スプレーを空気中にふきかけたり、ハッカ油を染み込ませたタオルやハンカチを顔の前で軽く振るなどして間接的に嗅がせると良いでしょう。これは、小さなお子様は大人と違いある程度加減をして吸引するということができない場合も多く、ハッカ油の成分を直に吸い込みすぎて刺激になってしまう可能性があるからです。
小さい子にはタオルにハッカ油

喘息

あまり知られていませんが、ハッカ油は喘息にも効果があります。喘息の症状が出始めたら、他の症状と同様に濡らしたタオルやハンカチにハッカ油を垂らし、それを口から吸いこむようにすると効果的です。
外出時には乾いたタオルでも構いませんが、なるべく濃度の薄いハッカ油スプレーをあらかじめ用意しておくようにしましょう。夜間、いつ発作が出るか分からないという場合には枕元にハッカ油スプレーをふきかけておくのも効果が期待できます。