ハッカ油といえば、虫除けやミントバス、フレグランスにと、色々な使い方がありますよね。でも工夫次第では、さらに幅広い使い方もできます。そこで、「えっ、そんな使い方もあるの!?」なんて思わず声をあげてしまう利用法を、いくつか取りあげてみました。
ハッカ油のお風呂場での活用法
お風呂でハッカ油を使うときの定番といえば、入浴剤ですよね。お湯にハッカ油を少し垂らすだけでも、お風呂からあがった後もスーっとした清涼感を味わえ、暑い夏にはピッタリです。でも、お風呂場での使い方は入浴剤だけではありません。
- シャンプーに混ぜて「冷シャン」
- お風呂場のカビ予防に
夏になると理容室で見かける「冷やしシャンプー始めました」のノボリ。暑い夏にキンキンに冷やしたクールシャンプーで頭を洗うのは確かに気持ちよさそうですし、自宅でもやってみたいと思った方もいるはず。
でもいざ自宅でやると、クール系シャンプー特有の洗いあがり、髪の毛が「キシキシ」になっちゃうイメージがありませんか?
そんなときに使えるのが、ハッカ油。
普段使っているシャンプーを小分け容器に詰め替えて、そこにハッカ油を数滴混ぜて冷蔵庫にイン。これだけで、あっという間に自家製クールシャンプーがつくれます。シャンプーを変えたわけではありませんから、洗いあがりはいつもどおりですし、ハッカ油に含まれる天然メントールの効果で、かゆみなどの予防効果も期待できます。
ちなみにトリートメントでも同じことができますが、トリートメントに混ぜる場合は髪の毛にハッカ油の香りが残りやすいので注意して下さい。
ハッカ油に含まれるメントールには抗菌効果がありますので、ドラッグストアなどに売られているエタノールにハッカ油を数滴混ぜてお風呂の壁や排水溝にスプレーすると、エタノールとハッカ油のWの抗菌効果でお風呂場のカビ予防につながります。
また、スプレーすることでハッカ油の香りがつきますので、お風呂の電球に虫がたかるのを防いでくれたり、排水溝の臭いを抑えたりする効果も期待できますよ。
ハッカ油のキッチンでの活用法
ハッカ油がキッチンで活躍してくれるのは、生ゴミの臭い消しだけではありませんよ。
- 紅茶に混ぜてミントティーに
- ゴキブリやネズミ避けに
食品添加物として販売されているハッカ油であれば飲食物に混ぜることができますから、紅茶に数滴たらせばミントティーに早がわり。
飲みすぎたお父さんには、炭酸水にハッカ油を数滴たらした爽快感たっぷりの「ミントソーダ」で、しっかりと目を覚ましてあげましょう(笑)
ハッカ油には防虫効果やネズミ避けの効果がありますから、殺虫剤などの薬剤を使いたくないキッチンまわりでの恩恵は計り知れません。
例えば、キッチンの一角にハッカ油を薄めたスプレーを用意しておけば、三角コーナーやゴミ箱などに、いつでもサッとスプレーできて便利です。たったこれだけでも、ゴミに寄って来るコバエ対策になりますし、シンク下などに定期的に吹き付けていれば、ゴキブリやネズミなどの害虫・害獣が寄り付きにくくなります。とはいえ今の時代、ネズミがでてくることはそうそうないかもしれませんが・・・
ハッカ油のリビングや寝室での活用法
ハッカ油は夏だけのものだと思っていませんか?実はハッカ油、リビングや寝室といった場所でも、年中使える活用法があります。
- 目覚まし代わりに
- 花粉症や鼻づまり対策に
ハッカ油の香りには覚醒効果がありますので、寝起きに香りを感じることで目覚めやすくなります。洗面台やトイレなど朝利用する場所にハッカ油の香りをつけておくと眠気覚ましになりますし、食品添加物のハッカ油なら歯磨き粉に1滴たらして目覚まし歯磨き粉としても使えます。
また、睡魔と闘う徹夜中の受験生には、部屋の隅っこにハッカ油を染み込ませたハンカチなどを置いてあげると、集中力をUPさせることができます。逆に、なかなか子供が起きてくれないときは、ハッカ油をしみこませたティッシュを鼻元に近づけて、強引に起こすなんて荒技も・・・笑
冬の鼻づまりや春先の花粉症・・・
そんなときは、ハッカ油を薄めた液を部屋にスプレーすると、症状が緩和される場合があります。症状がひどい場合、沸騰したお湯にハッカ油を数滴たらして湯気を軽く吸いこむと、器官がスゥーとして鼻づまりや花粉症が収まりやすくなります。
ただし、ハッカ油の入れすぎや湯気の吸いこみすぎると、咳き込んだり目が冴えて眠れなくなってしまう場合もありますので、ご注意ください。